スコヴィランすこ

かなでと申します.

ポケモンカードの記事を書くのは初めてです.

備忘録みたいなものなので,あまり丁寧には書きませんが何かの参考になれば幸いです.

 

自分は性格の悪い性能かつそこそこ強そうなカードが出るとデッキを組まなければならないという縛りの中で生きているので,スコヴィランexのテキストを公式で見た時からうっきうっきで山を考えていたのですが,数回の改造を経てそこそこ強そうになってきたため,中間記録しておくことにしました.

【スコヴィランexとかいうカード】

スコヴィランexは,SVシリーズのジムプロモパック3弾に封入されているカードで,そこそこ強いくせに入手難易度が高いです.テキストは以下の通り.

舌がなんかくねくねしててかわいいですね.

どうでもいいけど抵抗がないなら弱点もなくしてほしかったです.

HP260はガチガチバンド込みでロストインパクトを代表とした280打点を耐える素晴らしいラインであり,上技のからくちバインドはやけどにしつつ縛る効果もあり,地味ながら優秀な効果を持っています.

しかし,最大の魅力は何といっても下技「ツーヘッドクラッシュ」.140ダメージは打点としては少し物足りないものの,手札のリソースと山札のリソースを同時に破壊できる無限の可能性を秘めた素晴らしい技であるといえます.

僕はやっていなかったので知りませんが,SMシリーズをやっていた人の言によると「ジェネリックオロヨノ」らしいです.ぞくぞくしますね.

デッキリスト

現在使用しているリストがこちら.

デッキコード VV1vfV-lEphbw-fkFffk

【大まかな解説と基本プレイ】

基本的には相手のハンドを細くしてツーヘッドクラッシュすることが目標です.その目標を達成するためのカードが多めに積まれています.現状のカードプールにおいて存在する手札干渉手段はジャッジマン,ナンジャモ,ツツジの3種類です.このうちツツジ以外の2種は自分の手札も同時に細くしてしまう危険性が非常に高いため,その状態での安定した手札補充が見込めるビーダルをシステムとして採用しました.

現状,縦引きのシステムとしてはキュワワーのはなえらび,キルリアのリファイン(+バディキャッチ),ビーダルのはたらくまえばがあると思いますが,このデッキにおいて釣り竿や友達手帳の対象となりえないロストに送る行為はリスクが高く2択では不十分な点,リファインはロストに弱くてシステムとして採用するのが嫌いなのでやはりビーダルが最適です.

エネの要求が草草であるため手張りでも十分育成が可能ですが,逆に言うと手張りのテンポを逃すと詰むのでリーフィアVを採用.技の打点的におおむね2回の攻撃が必要なため,Vstarパワーも非常に嚙み合いがいいです.

プレイは非常にシンプルで,1ターン目のうちに2ターン目のツーヘッドクラッシュ+はたらくまえばが使えるようにポケモンを展開することがこのデッキの最大値と考えて問題ありません.相手が事故っているときは手札に干渉せず,ハイパーボール+まえばやアクロマで手札と山札をきれいにしたいですね.

特に後攻の際は,前の一体とルール持ちポケモンが倒されることで早い段階で非常に強いツツジが使えるので,ネオラントを使ってでも決められれば勝てます.

【各カードの解説】

ポケモン

 ・スコヴィランライン 4-4

  並べたい&2ターン目に殴りたい.

 

 ・ビーダルライン 2-2

  ほんとは3-2詰みたいけど枠がない.

 

 ・リーフィアVライン 1-1

  緑化細胞もアイビースターも非常に相性がいい.

 

 ・マナフィ 1

  僕は積まないと不安.でも積まないだけでいろんな採用候補が現実的になる.

 

 ・ネオラントV 1

  ピン刺しサポートをハイボ,アロマから持ってくるカード.スタートしたくなければマナフィと合わせてポケギアにすると〇.

 

グッズ

 ・ネストボール 4

  展開命なので4.

 

 ・ハイパーボール 4

  対象が多い+ビーダルとの噛み合い.

 

 ・キャプチャーアロマ 2

  上2種だけでは足りなかったので仕方なく.

 

 ・ポケモン入れ替え 3

  1ターン縛られるだけで手札がたまってしまい,コストを要する解決札の使用が容易になってしまうので,多めに採用.2枚でもいいです.

 

 ・すごい釣り竿 1

  ハイボのコストにしてしまったエネやポケモンを戻すのがメインの役割のため1枚.

 

 ・友達手帳 1

  上記と同じ理由と,ピン刺しカードの使いまわしのため.

 

 ・ロストスイーパー 1

  最終盤面で,スイーパーで雪道割る→アイビースターの流れのための1枚.

 

ポケモンのどうぐ

 ・ガチガチバンド 2

  この構築だと‐30はロストインパクトを耐えるために必須.ギラティナ対面だけ意識するなら3枚も視野ですが,枠の都合上おすすめはしません.

 

サポート

 ・ジャッジマン 3

  序盤から相手の手札を絞るために多めの採用.雪道ジャッジの凶悪さはみなさんご存じの通りなので,そこにツーヘッドクラッシュを打たれて動くのは相当難しいです.

 

 ・ナンジャモ 2

  手札干渉のサポートはどうしても手札を細くするために使いたいため,枚数を減らしました.自分の動きに不安があるときはジャッジの代わりに序盤に打つこともあります.

 

 ・ツツジ 1

  デッキの性質上,先行の場合は2-2-2でサイドが進むため,打つ機会が1回しかないので1枚の採用にしました.後攻の場合はサイドの進行が1-2-2-2となり,手帳で戻してもう一度打つことになります.

 

 ・アクロマの実験 2

  相手が止まっているときの手札補充手段であり,現在最大の検討枠.ロストに困ることがかなりあるので,追加効果のある3枚引くカードに変えて試してみたいと思っています.

 

 ・ボスの指令 2

  裏の140以下のシステムポケモンや手負いのポケモンを倒すために3枚は積みたいところでしたが,アイビースターもあるため2枚に.最悪手帳でごまかします.

 

 ・スター団の下っ端 1

  最きもカード.知り合いの妙なデッキ使いのお兄さんが教えてくれました.アルセウス○○を筆頭とした手張りが重要なデッキに対してネオラント経由等で打つことで,おおむね勝ちにできます.

 

 ・キバナ 1

  序盤の手張りテンポが追い付かなかった場合の保険として入れましたが,序盤に手札干渉せずこんなもの打ってるときは大体負けてました.どちらかというと,最終盤のロストスイーパー+アイビースターの動きを担保する1枚として使うほうが強いですね.

 

スタジアム

 ・頂への雪道 3

  現状相手を止めるカードだとこれが一番かなーという感じです.できれば4枚入れたいですが,どうしても枠の都合がつかず3枚に.右手で何とかします.

 

エネルギー

 ・基本草エネルギー 11

  10だと引けずに手張りができません.

 

【採用候補カード】

ポケモン

 ・かがやくフーディン

  サーナイトやルギアに対してスコヴィランexの上技で縛りつつダメカン動かして~という動きが現実的になります.ただ,雪道ツツジしてハンデスしたほうが強いので不採用になりました.

 

 ・かがやくアマージョ

  ガチガチバンドと組み合わせることでダブルターボカビゴンなどの150ラインの攻撃を2回耐えられるようになります.ただ,「決まれば強い」の範囲内なのと,フーディンと同様の理由で不採用です.

 

 ・ミカルゲ

  採用したければどうぞ.

グッズ

 ・バトルVIPパス

  展開が重要なデッキなので入れるならボールの枠を削らずに入れたいのですがそんな枠はありませんでしたし,3枚以下の投入に価値はありません.

 

 ・クラッシュハンマー

  積みたければどうぞ.僕は嫌いです.評価点は「積んでるだけで相手が嫌な気持ちになるところ」

 

 ・スナッチアーム

  積みたければどうぞ.枠がないです.評価点は同上.

 

 ・ポケギア3.0

  終盤のピン刺しサポートに振れやすくなる札としてとても有効です.ただ,前述したように入れるなら結構思い切った枠の取り方をする必要があると思います.

ポケモンの道具

 ・抜群グラス

  悪リザだけのためのカード.周りの人が悪リザしか使わないなら全然ありです.そんなわけはないので僕は採用しません.

 

 ・リベンジパンチ

  140打点が弱すぎてカビゴンやメタルシールドザマゼンタを筆頭とした鋼タイプ全般に不利を取るので検討.フーディンとの組み合わせでダメカンを無駄なく使えそうなのもいい点ですが,330ラインにとどかないのはやっぱり弱いので不採用になりました.

 

 ・いかついメット

  引けるかどうかわからないのに採用するほどではない.

 

 ・霊界のお面

  リベンジパンチの次に「アリ」なカード.狙って付けられれば非常に有効で,相手の手札がどんどん細くなっていくため有効札を抜きやすくなります.

 

 ・森の封印石

  1枚差してもいい.今枠を探しているところです.

 

 総じて不採用理由は「ガチガチバンドのほうが欲しい」なので,環境次第で全然抜き差ししていい枠だと考えています.

サポート

 ・オルティガ

  好きなカードを山札の下に戻す効果とランダムにトラッシュする効果が嚙み合っていないように感じて不採用としました.使ってみてないので使用感がわからないので,一回さして使ってみてもいいかな.

 

 ・ペパー

  とても採用したいです.採用した場合は,ピン刺しバトルVIPパスや森の封印石の採用がかなり現実的になってくるので,デッキの安定感が上昇すると考えられます.

 

 ・ライム

  相手が止まっているときの手札補充手段としては追加効果が優秀.ただ,相手の有利になることがあるために採用をためらっています.

 

 ・セイボリー

  ライムと同様の理由で採用候補.こちらのカードも手負いのポケモンをトラッシュされることがあるために採用をためらっています.

スタジアム

 ・ポケモンリーグ本部 

  システムがビーダルである都合上,別にロスバレにめちゃくちゃ弱いというわけではないので不採用です.

 

 ・その他妨害スタジアム,展開補助スタジアム

  全部「雪道のほうが強いし必要」で片が付くので,不採用です.

【各デッキとの対面】

軽くだけ.基本的に継続的なリソースが必要なデッキには強く,一度盤面が完成すると止まりにくいデッキには不利,といった感じです.

サーナイトex

 序盤のうちに決め切らないとかなりつらいです.リファインが並ぶと雪道割り放題になるので無理かなーという感じ.

ルギアVstar

 白ルギアはカビゴンとアヤシシを一撃で倒せないので序盤に固めてしまわないと無理です.リベンジパンチが欲しい.一撃はアタッカーが草弱点のおかげでリソース差で勝ちやすいです.

ロスト

 そもそも雪道+ジャッジマンorナンジャモが非常に刺さるデッキなので有利よりです.スコヴィランがガチガチバンドでロストインパクトを耐えた後も,相手がヤミラミを立てるのに苦労するのでなかなか倒れません.

リザードンex

 弱点を突いてもなぜか倒せません.サイドを4枚とるとガチバンを貫通してくるので,それまでにしっかりサイド差をつけておくことが大事です.ちなみにエンテイが採用されていると勝てません.あいつ強すぎ.

パオジアンex

 一番有利です.終盤の大ダメージにはスーパーエネルギー回収が必須ですが,雪道+ツツジ+ツーヘッドクラッシュでそもそも手札コストが足りません.終盤までサイドが負け続けても比較的価値を狙えるデッキですね.

アルセウスVstar

 序盤はスター団の下っ端で,中盤は雪道+ジャッジマン,終盤は雪道+ツツジでとスコヴィランデッキの基本に忠実な動きをすれば問題ないです.ギラティナは2パンなのでガチガチバンドもあって非常に楽ですが,ジュラルドンブラッキーはVmax2体を相手にするのがめんどくさいのでブラッキーをVのうちに1体倒しておきたいです.

ミュウVmax

 雪道ナンジャモ(ツツジ)で攻撃できなくなるまで止まってくれれば勝てると思いますが,Vmaxは基本苦手です.ただミュウはもういないので大丈夫ということにしてます.

ミライドンex

 お互い2パンのためライコウとミライドン主体で戦ってくる場合はリソースの差で.ワンパンする場合はライチュウで場のエネルギーを飛ばす必要があるため,そのタイミングでモココを取ることができればエネが途切れて3ターンくらいもらえるので勝てます.

インテウーラ

 やったことがないのでわかりません.弱点のつけないVmaxなのでおおむね無理だと思います.雪道ジャッジの刺さり方次第.

【最後に】

 特に結果らしい結果は出していません.ジムバトルで優勝したのと,だんのうらさんに勝ったくらいです.

 まだまだ組み始めたばっかりのデッキで,結論が出るころには大分形が変わっているかもしれませんが,現状はこのリストのアクロマの枠を変えながら試していこうかな~という感じです.

 スコヴィランex自体が初見殺し性能の非常に高いカードであり想像以上に強く,何より使っててめちゃくちゃ気持ちよくなれるのでぜひ使っていただけると幸いです.また,使った際はフィードバックを戴けると助かります.

 お読みいただきありがとうございました.

 

 ご連絡 Twitter @norisuke1090

【S18】バタフリーは羽ばたかない【最終1884-678位】

 カナデです。

 S18お疲れさまでした。バタフリーを使い気持ちよくなってきたので、記録しておきます。

 

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【構築経緯】

 

 バタフリーが使いたかったので、下記の構築記事を参考にさせていただき、自分が使いやすいように再調整・入れ替えを行った。

 

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【コンセプト】

 初手ダイマで荒らし、バタフリーかマホイップで詰める。

【個体紹介】

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レジエレキ@磁石

性格 控えめ

特性 トランジスタ

努力値 155-×-70-167(252+)-71(4)-252(252)

技 ライジングボルト 破壊光線 ワイルドボルト 神速

 丸パクリ枠①。

 電気技が通れば無類の強さを誇る初手ダイマアタッカー。エレキフィールドにしてしまう都合上詰め要員がバタフリーの時はターン管理に気を付ける。

 ワイルドボルトはハピラキに打点がとれるため必須であると感じた。

 神速は襷つぶしに使えるとは思うが一回も打たなかったので、とびはねる等ターン稼ぎにしてもいいかもしれない。

 

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マホイップ@オボンの実

性格 呑気

特性 アロマベール

努力値 70(236)-×-137(236+)-130-146(36)-75

技 マジカル社員 瞑想 溶ける 自己再生

 別のところからパクってきた枠。

【ポケモン剣盾】ステータス下位から育成58ドラパルト【1位/59匹】 - YouTube

 こちらの動画内で使用されているマホイップの調整を使わせていただいた。

 なぜか性格を間違えている。

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ミミッキュ@後攻の尻尾

性格 腕白

特性 化けの皮

努力値 162(252)-111(4)-145(252+)-×-125-116

技 トリック 呪い 鬼火 影打ち

 丸パクリ枠②。

 HB特化にしないと珠巨大火球が耐えられない悲しきモンスター。

 HPミリの相手を削れないのが怖かったので、元構築だとDに振っていた余りの4をAに回した。

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バシャーモ@命の珠

性格 控えめ

特性 加速

努力値 159(28)-112(個体値0)-91(4)-178(252+)-93(20)-126(204)

技 大文字 熱砂の大地 ソーラービーム 見切り

 唯一の自分で考えた枠。

 ラグを吹き飛ばすための初手ダイマアタッカー。なぜか準速ガマゲロゲと同速なので、DからSに8渡すべき。

 こいつはいつの時代も強いので、好き。

 

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バタフリー@食べ残し

性格 臆病

特性 複眼

努力値 145(76)-45-77(52)-126(124)-101(4)-134(252+)

技 暴風 眠り粉 蝶の舞 身代わり

 

 丸パクリ枠③。

 通るときは相手を完封、通らなければ出せもしない、わかりやすいポケモン

 元の構築記事にもあったが意外と脳死で扱って勝てるポケモンではなく、どこで何を打つかが重要になった。ただやっぱりはめてるときは非常に気持ちがいい。

 Cに多めに割いているためレヒレ対面に強く出られたり、早期決着が望めたので、良い調整である。

 

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キングドラ@潮のお香

性格 控え目

特性 すいすい

努力値 150-103-115-161(252+)-116(4)-137(252)

技 ハイドロポンプ 流星群 クリアスモッグ 暴風

 微妙に改変した枠。

 明確な素早さラインが設定できなかったので臆病から控え目にし、珠はバシャーモに取られたので水技の火力だけは上げようと潮のお香を持たせた。

 能動的に素早さ2倍にできるため初手ダイマと非常に相性が良い。

 また、クリアスモッグはダイアシッドとして火力を上げるだけではなく、むしろダイマが終わった後、相手の能力上昇を打ち消すことで真価を発揮していた。

 

【選出】

 基本選出の初手ダイマ要員+ミミッキュ+詰め要員以外の選出はしない。

 初手ダイマは一番通りのいいものを(ただし相手の初手が予想できるときは決め打ち)、詰め要員は抜群の連続技、ナットレイなどバタフリーで絶対勝てないポケモンがいる場合はマホイップで、それ以外は大体バタフリーとした。

 

【結果】

 TN カナデ 最終1884 678位

【感想】

 性格が悪いので、嵌める、詰ませる戦法はとても気持ちよかったです。

 対戦があるかはわからないですが、ダイパリメイクが来るまでさらに腕を磨いていきたいと思います。

 

【special thanks】

 

 ( ;  ; ) 

【ご連絡】

  twitter   @norisuke1090

【S17】もぐもぐバドレックス【最終1857-640位】

 カナデです。

 今期は竜王戦ルール最終シーズンということで、このルールにおいて自分が一番強いと思っている黒バドレックスを使ってみました。

 やる気出したのが最終日だけだったので高順位とはなりませんでしたが、順位的には自己ベストだったので、記録しておきます。今回は緩めで。


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【コンセプト】

・受けきれない高火力を相手に押し付けていく。

【個体紹介】

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バドレックス(黒馬上の姿)@ナモの実

性格 臆病

特性 人馬一体(緊張感/黒の嘶き)

努力値 175-81(個体値0)-100-217(252)-121(4)-222(252+)

技 アストラルビット/サイコショック/ドレインキッス/悪だくみ

 禁伝枠にして全抜きエース。高い素早さと受けられない火力で対面的に動かしやすく、扱いやすいポケモン

 ナモの実を持たせることでダイマによってふいうち択を考慮しなくてよくなる他、イカサマに対して積みが安定するなど、行動の幅が広がる。

 ドレインキッスを採用することで、ナモの実と合わせて悪タイプに強く出られた。

 

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ミミッキュ@命の珠

陽気 AS252H4 化けの皮

じゃれつく/かげうち/ゴーストダイブ/剣の舞

バドレックスの狩り残しや、メタモンにパクられたバドレックスを処理するための存在。無難に強かった。

 

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カバルドン@オボンの実

性格 腕白

特性 砂起こし

努力値 214(244)-132-157(36+)-×-121(228)-67

技 地震/欠伸/ステルスロック/吹き飛ばし

HB:オボン込みザシアンの巨獣斬2耐え

悪ウーラオスやその他の襷をつぶすために、死んでもステロだけは撒く。

ザシアンをアストラルビット圏内に入れるため、ザシアン対面は地震から入る。

 

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オーロンゲ@気合の襷

意地っ張り AS252H4 悪戯心

ウルクラッシュ/不意打ち/パワーウィップ/電磁波

A特化により、バドレックスで重い無振りのカイオーガをウィップ+不意打ちで倒せる。

死に際に電磁波をまくことで、バドレックスの起点を作ることもできる。

 

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ニンフィア@アッキのみ

性格 穏やか

特性 フェアリースキン

努力値 201(244)-76-114(228)-130-170(36+)-80

技 ハイパーボイス/瞑想/欠伸/バトンタッチ

HB:エースバーンの巨大火球耐え

枠が余っていてかわいいので入れた。

一応瞑想バトンや、アッキを食べてバトンなどを確実に遂行できそうな時は出し、ちゃんと仕事はできた偉い子。

 

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ナットレイ@食べ残し

生意気 HD252B4 鉄の棘

ジャイロボール/ボディプレス/鉄壁/宿り木の種

HDボディプレナット。

カイオーガへの選出圧力に入れておいた。極端に刺さっていれば出したが、選出率は低め。

 

【選出】

・基本はf:id:kanade0421:20210501213243p:plainf:id:kanade0421:20210501213231p:plain f:id:kanade0421:20210501213237p:plain

 カバでステロ撒いて、バドレックスで吹き飛ばし、ミミッキュで締める。

・次点で f:id:kanade0421:20210501213233p:plainf:id:kanade0421:20210501213231p:plain f:id:kanade0421:20210402090533p:plain

 ロンゲ一体持っていくか削って、バドレックスで吹き飛ばし、ミミッキュで締める。

f:id:kanade0421:20210501213240p:plainf:id:kanade0421:20210501213221p:plainは選出に絡めることをあまり考えなくていい。

 マスコットと見せポケ。

【結果】

TN カナデ 最終1857 640位

【感想】

前期変なポケモンを使っていたため黒バドレックスの単騎制圧力には感動した。ナモの実ドレインキッスの型はなかなか採用されていないながらもかなり強く、最終シーズンに満足のいくポケモンができた。

さらに上位を目指して頑張りたい。

 

【Special Thanks】

対戦中ずっと聞いてた TrySail

 

【ご連絡】

今回かなり雑な記事になったので、万が一質問等あれば Twitter @norisuke1090 まで

【S16】ザシアンを許さないブラックキュレム【最終1883-858位】

 初めまして、カナデと申します。

 S16お疲れ様でした。今シーズンではブラックキュレムという環境上位とは言えないポケモンを使いながら最終三桁までこぎつけられたので、記録もかねて構築記事を書かせていただきます。

 

                f:id:kanade0421:20210402090330p:plain

    f:id:kanade0421:20210402090615j:plain

 

【構築経緯】

構築は前シーズンから組み始め、今シーズンの終盤に今の形になった。

1.f:id:kanade0421:20210402090424p:plain

 シリーズ8のルールが発表された時、A170という自分の脳筋を刺激する種族値と、何より見た目の良さから、採用を決めた。

 当初は珠AS型で使っていたが、ラム、チョッキを経て、弱点保険に落ち着いた。

 「好きなポケモン」であるこいつをどう通すかを考えて構築を組み始めた。

2.f:id:kanade0421:20210402090643p:plain

 当初は龍舞を安定して積むため、後にはザシアンを弱保の餌にするための壁張り役。

 いつも最初に散るが、確実な起点づくりを行うこのパーティの陰の立役者。

3.f:id:kanade0421:20210402090630p:plain f:id:kanade0421:20210402090533p:plain

 気合の襷、化けの皮&みがわりチイラでエースの狩り残しを処理する優秀なスイーパー。雑に選出しても腐りにくく、安定した処理を行ってくれた。

4.f:id:kanade0421:20210402090552p:plain

 ここまででザシアンがとても重かったため、ヌオーを入れていたが、対策が進んでいたこともあって非常に出しにくくなり、負荷のかけやすいHB霊獣ランドロスにチェンジした。

5.f:id:kanade0421:20210402090401p:plain

 キュレムをDMアタッカーとして使えない場合の代替役。当初は珠サンダーだったが、何となく初手ダイマ特殊珠バシャーモを採用してみたところ、キュレムへのバトン役に見えるのか面白いくらい刺さったので、最後まで使っていた。

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【コンセプト】

・PTメンバー全員に選出機会のあるパーティーにする。

キュレムでザシアンをわからせる。

【個体紹介】

f:id:kanade0421:20210402090434g:plain

キュレム@弱点保険

性格 陽気

特性 テラボルテージ

努力値 223(180)-204(108)-125(36)-×-112(12)-150(172+)

技 氷柱針/クロスサンダー/ダブルウィング/竜の舞

調整

HB:16n-1で、リフレク込み特化ザシアンの巨獣斬+電光石火を確定耐え

HD:光の壁込み特化珠ディアルガのDM徹底鋼線をちょうど1/2の乱数

S:+1で最速フェローチェ抜き

A:余り

 お荷物。

 禁伝枠。「対面からザシアンに勝つ」を意識した調整になっているが、H振りザシアンに+3ダイサンダーが乱数なので竜舞から入るのは少し怪しい。なので、露骨に耐久振りに見えたらダイジェット+ダイサンダーでいなしていた。

 技構成はダイジェットの媒体になり襷で止まらないダブルウィング、同じく襷貫通できるメインウエポンの氷柱針、氷や飛行の通らない相手用のクロスサンダー、優秀な補助技の竜の舞。

 特性の「格好いい型破り」ことテラボルテージは、ヌオーの天然やミミッキュの化けの皮を無視して立ち回れるため、勝てる幅が広がり優秀だった。

 高い攻撃にばかり目が行くが、耐久もなかなかのものである。メタモンコピーに負けないためドラゴン技は不採用とし、Hに寄せた耐久のあげ方をした。ザシアン相手でなければ高い耐久を生かして古の戦術弱保ダイジェットでイージーウィンすることも多々あった。

 HP赤ゲージからウーラオスのふいうち耐えててちょっと引いた。

 

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オーロンゲ@光の粘土

性格 腕白

特性 悪戯心

努力値 201(244)-141(4)-121(196+)-×-102(52)-82(12)

技 ソウルクラッシュ/リフレクター/光の壁/挑発

参考元

【ポケモン竜王戦2020】バトンBキュレム【最高1801最終1784/41位】 - ユウキのめざめるパワー(氷)

 壁張り役。初手ザシアンに対面した時挑発と壁を打ち間違えると崩壊するが、そのじゃんけんさえ乗り越えれば起点を作ることができた。

 大体出せば完璧な起点づくりをする活躍をしてくれた。

 見た目以外は本当に完璧なポケモン。 

 

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ミミッキュ@チイラの実

性格 意地っ張り

特性 化けの皮

努力値 132(12)-155(244+)-100-×-125-148(252)

技 身代わり じゃれつく ゴーストダイブ かげうち

 

 チイラが発動しやすいようにHPは4nに調整。役割的に相手はダイジェットを積んでいることも多いので、素早さは切ってできるだけ火力が出るよう意地っ張りとした。

 相手の残ったダイマを枯らして、時には後ろまで処理してくれたいい子。

 

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 ウーラオス(一撃)@気合の襷

性格 陽気

特性 不可視の拳

努力値 175-182(252)-121(4)-×-80-163(252+)

技 暗黒強打 インファイト カウンター ふいうち

 ミミッキュと並んでスイープ性能の高い一匹。相手にレヒレが残るときつかったので、勇気を出してカウンターを毒突きに変えてもいいと思う。

 使用率が高いので対面意識で最速にしたが、ミラー対面はほとんどなかったので、準速に変えてもいいかもしれない。

 イベルタルにやけくそカウンターを打ったら吹き飛ばしてくれたのはいい思い出。

 

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ランドロス@オボンの実

性格 腕白

特性 威嚇

努力値 191(212)-166(4)-138(124+)-×-121(164)-112(4)

技 地震 岩石封じ 蜻蛉返り ステルスロック

調整

HB:16n-1で、A特化ザシアンの±0巨獣斬を、オボン込み二発確定耐え

A,D,S:余り振り分け

 初手ザシアン読みで投げてもよし、キュレムが狩り残したラス1物理(主にザシアン)をスイープするもよしの有能ポケモン。あまり選出しないため一番影は薄かったが、出せば確実に役割を遂行する仕事人。

 努力値は一応最高効率のはず。(慎重だとBが1下がる。)

 

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バシャーモ@命の珠

性格 控え目

特性 加速

努力値 159(28)-×-91(4)-178(252+)-92(12)-127(212)

技 大文字 熱砂の大地 ソーラービーム 見切り

調整

H:珠ダメージ最小

C:特化

S:準速ガマゲロゲ抜き

B<D:あまり振り分け

 シリーズ7の序盤にちょっと流行ったやつ。

 起点づくりのカバルドンラグラージ、なめて剣舞から入ってくるランド、すいすいガマゲロゲを吹き飛ばす。

 どうしてもバシャバトンに見えるのか、初手に持ってきてぶっぱすると大体2体弱持って行ってくれる。お掃除係2匹とも魔法の呪文「初手ダイマミミ襷」の通り相性がよく、裏選出として一番よく使った。

 熱砂の大地はディアルガ対面以外まともに打ったことがないが、ほかのまともな特殊技が気合玉と破壊光線しかないので仕方がない。一応命中安定なので襷が残ったときに打てる。

 気合玉は一回採用したが3連で外したので熱砂に戻した。

【選出】

・基本選出① f:id:kanade0421:20210402090643p:plainf:id:kanade0421:20210402090424p:plainf:id:kanade0421:20210402090630p:plainorf:id:kanade0421:20210402090533p:plainorf:id:kanade0421:20210402090552p:plain

 壁はって竜舞や弱保ダイジェットで抜いていく選出。スイーパーはレヒレが極端に重い時や積みエース(ゼルネアスなど)が相手の時はミミッキュ、単純にパワーが高い相手にはウーラオス、ザシアンの処理ルートが不安な時はランドロスを選出する。

・基本選出② f:id:kanade0421:20210402090401p:plainf:id:kanade0421:20210402090630p:plainf:id:kanade0421:20210402090533p:plain

 初手ダイマミミ襷。主に相手がディアルガ、日食ネクロズマなどの鋼禁伝(あと白バドレックス)を採用している場合に使う選出。初手にガマゲロゲカバルドンラグラージが見えていて、裏にもバシャーモの技で打点がとれてそうでもこれがいい。比較的技術とかなしに一瞬でゲームセットに持っていくことができる。ごくまれに後ろ二匹のどちらかをランドロスに変える時がある。

 

・相手にまともな鋼がいないとき f:id:kanade0421:20210402090424p:plain+ 刺さってそうなやつ

 弱保ダイジェットですべてを破壊できます。

 

 ここにある以外の選出はほとんどしない。

 これは「選出幅が狭い」のではなく、「これだけで勝てる」ということであり、二つのどちらかは通せる構築を組んだつもりである。

 もちろん初手ウーラオスなどの変則的な選出をすることはあるが、両手の指に収まる程度であり、それで勝てるという確信があるときだけだった。

【結果】

TN カナデ 最終1883 858位

【感想】

 試行錯誤しながら、最後には完成形といえるパーティーになったと思います。最終日の勝率は9割を超えていて、臆病が出て三桁確定ラインで撤退したことを今更後悔しています。来シーズンこそは・・・

 ただ、「好きなポケモンで勝てるように頑張」ったとは思うので、カリンさんも浮かばれるでしょう。

 それでは、またお会いできるよう頑張ります。

【special thanks】

・運負けに発狂するのをDiscordで聞いててくれた友人たち

・対戦してたらなんか当たったライバロリ

・弱保ダイジェットの発想の元をくれたアシキ

 

【ご連絡】

  twitter   @norisuke1090