【S16】ザシアンを許さないブラックキュレム【最終1883-858位】
初めまして、カナデと申します。
S16お疲れ様でした。今シーズンではブラックキュレムという環境上位とは言えないポケモンを使いながら最終三桁までこぎつけられたので、記録もかねて構築記事を書かせていただきます。
- 【構築経緯】
- 【コンセプト】
- 【個体紹介】
- キュレム@弱点保険
- オーロンゲ@光の粘土
- ミミッキュ@チイラの実
- ウーラオス(一撃)@気合の襷
- ランドロス@オボンの実
- バシャーモ@命の珠
- 【選出】
- 【結果】
- 【感想】
- 【special thanks】
【構築経緯】
構築は前シーズンから組み始め、今シーズンの終盤に今の形になった。
1.
シリーズ8のルールが発表された時、A170という自分の脳筋を刺激する種族値と、何より見た目の良さから、採用を決めた。
当初は珠AS型で使っていたが、ラム、チョッキを経て、弱点保険に落ち着いた。
「好きなポケモン」であるこいつをどう通すかを考えて構築を組み始めた。
2.
当初は龍舞を安定して積むため、後にはザシアンを弱保の餌にするための壁張り役。
いつも最初に散るが、確実な起点づくりを行うこのパーティの陰の立役者。
3.
気合の襷、化けの皮&みがわりチイラでエースの狩り残しを処理する優秀なスイーパー。雑に選出しても腐りにくく、安定した処理を行ってくれた。
4.
ここまででザシアンがとても重かったため、ヌオーを入れていたが、対策が進んでいたこともあって非常に出しにくくなり、負荷のかけやすいHB霊獣ランドロスにチェンジした。
5.
キュレムをDMアタッカーとして使えない場合の代替役。当初は珠サンダーだったが、何となく初手ダイマ特殊珠バシャーモを採用してみたところ、キュレムへのバトン役に見えるのか面白いくらい刺さったので、最後まで使っていた。
【コンセプト】
・PTメンバー全員に選出機会のあるパーティーにする。
・キュレムでザシアンをわからせる。
【個体紹介】
キュレム@弱点保険
性格 陽気
特性 テラボルテージ
努力値 223(180)-204(108)-125(36)-×-112(12)-150(172+)
調整
HB:16n-1で、リフレク込み特化ザシアンの巨獣斬+電光石火を確定耐え
HD:光の壁込み特化珠ディアルガのDM徹底鋼線をちょうど1/2の乱数
S:+1で最速フェローチェ抜き
A:余り
お荷物。
禁伝枠。「対面からザシアンに勝つ」を意識した調整になっているが、H振りザシアンに+3ダイサンダーが乱数なので竜舞から入るのは少し怪しい。なので、露骨に耐久振りに見えたらダイジェット+ダイサンダーでいなしていた。
技構成はダイジェットの媒体になり襷で止まらないダブルウィング、同じく襷貫通できるメインウエポンの氷柱針、氷や飛行の通らない相手用のクロスサンダー、優秀な補助技の竜の舞。
特性の「格好いい型破り」ことテラボルテージは、ヌオーの天然やミミッキュの化けの皮を無視して立ち回れるため、勝てる幅が広がり優秀だった。
高い攻撃にばかり目が行くが、耐久もなかなかのものである。メタモンコピーに負けないためドラゴン技は不採用とし、Hに寄せた耐久のあげ方をした。ザシアン相手でなければ高い耐久を生かして古の戦術弱保ダイジェットでイージーウィンすることも多々あった。
HP赤ゲージからウーラオスのふいうち耐えててちょっと引いた。
オーロンゲ@光の粘土
性格 腕白
特性 悪戯心
努力値 201(244)-141(4)-121(196+)-×-102(52)-82(12)
技 ソウルクラッシュ/リフレクター/光の壁/挑発
参考元
【ポケモン竜王戦2020】バトンBキュレム【最高1801最終1784/41位】 - ユウキのめざめるパワー(氷)
壁張り役。初手ザシアンに対面した時挑発と壁を打ち間違えると崩壊するが、そのじゃんけんさえ乗り越えれば起点を作ることができた。
大体出せば完璧な起点づくりをする活躍をしてくれた。
見た目以外は本当に完璧なポケモン。
ミミッキュ@チイラの実
性格 意地っ張り
特性 化けの皮
努力値 132(12)-155(244+)-100-×-125-148(252)
技 身代わり じゃれつく ゴーストダイブ かげうち
チイラが発動しやすいようにHPは4nに調整。役割的に相手はダイジェットを積んでいることも多いので、素早さは切ってできるだけ火力が出るよう意地っ張りとした。
相手の残ったダイマを枯らして、時には後ろまで処理してくれたいい子。
ウーラオス(一撃)@気合の襷
性格 陽気
特性 不可視の拳
努力値 175-182(252)-121(4)-×-80-163(252+)
技 暗黒強打 インファイト カウンター ふいうち
ミミッキュと並んでスイープ性能の高い一匹。相手にレヒレが残るときつかったので、勇気を出してカウンターを毒突きに変えてもいいと思う。
使用率が高いので対面意識で最速にしたが、ミラー対面はほとんどなかったので、準速に変えてもいいかもしれない。
イベルタルにやけくそカウンターを打ったら吹き飛ばしてくれたのはいい思い出。
ランドロス@オボンの実
性格 腕白
特性 威嚇
努力値 191(212)-166(4)-138(124+)-×-121(164)-112(4)
調整
HB:16n-1で、A特化ザシアンの±0巨獣斬を、オボン込み二発確定耐え
A,D,S:余り振り分け
初手ザシアン読みで投げてもよし、キュレムが狩り残したラス1物理(主にザシアン)をスイープするもよしの有能ポケモン。あまり選出しないため一番影は薄かったが、出せば確実に役割を遂行する仕事人。
努力値は一応最高効率のはず。(慎重だとBが1下がる。)
バシャーモ@命の珠
性格 控え目
特性 加速
努力値 159(28)-×-91(4)-178(252+)-92(12)-127(212)
技 大文字 熱砂の大地 ソーラービーム 見切り
調整
H:珠ダメージ最小
C:特化
S:準速ガマゲロゲ抜き
B<D:あまり振り分け
シリーズ7の序盤にちょっと流行ったやつ。
起点づくりのカバルドン、ラグラージ、なめて剣舞から入ってくるランド、すいすいガマゲロゲを吹き飛ばす。
どうしてもバシャバトンに見えるのか、初手に持ってきてぶっぱすると大体2体弱持って行ってくれる。お掃除係2匹とも魔法の呪文「初手ダイマミミ襷」の通り相性がよく、裏選出として一番よく使った。
熱砂の大地はディアルガ対面以外まともに打ったことがないが、ほかのまともな特殊技が気合玉と破壊光線しかないので仕方がない。一応命中安定なので襷が残ったときに打てる。
気合玉は一回採用したが3連で外したので熱砂に戻した。
【選出】
・基本選出① 、、oror
壁はって竜舞や弱保ダイジェットで抜いていく選出。スイーパーはレヒレが極端に重い時や積みエース(ゼルネアスなど)が相手の時はミミッキュ、単純にパワーが高い相手にはウーラオス、ザシアンの処理ルートが不安な時はランドロスを選出する。
・基本選出② 、、
初手ダイマミミ襷。主に相手がディアルガ、日食ネクロズマなどの鋼禁伝(あと白バドレックス)を採用している場合に使う選出。初手にガマゲロゲやカバルドン、ラグラージが見えていて、裏にもバシャーモの技で打点がとれてそうでもこれがいい。比較的技術とかなしに一瞬でゲームセットに持っていくことができる。ごくまれに後ろ二匹のどちらかをランドロスに変える時がある。
・相手にまともな鋼がいないとき + 刺さってそうなやつ
弱保ダイジェットですべてを破壊できます。
ここにある以外の選出はほとんどしない。
これは「選出幅が狭い」のではなく、「これだけで勝てる」ということであり、二つのどちらかは通せる構築を組んだつもりである。
もちろん初手ウーラオスなどの変則的な選出をすることはあるが、両手の指に収まる程度であり、それで勝てるという確信があるときだけだった。
【結果】
TN カナデ 最終1883 858位
【感想】
試行錯誤しながら、最後には完成形といえるパーティーになったと思います。最終日の勝率は9割を超えていて、臆病が出て三桁確定ラインで撤退したことを今更後悔しています。来シーズンこそは・・・
ただ、「好きなポケモンで勝てるように頑張」ったとは思うので、カリンさんも浮かばれるでしょう。
それでは、またお会いできるよう頑張ります。
【special thanks】
・運負けに発狂するのをDiscordで聞いててくれた友人たち
・対戦してたらなんか当たったライバロリ
・弱保ダイジェットの発想の元をくれたアシキ
【ご連絡】
twitter @norisuke1090